頑張って続けます

頑張って続けます……

2019年2冊目 『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』スーザン・A・クランシー

もうタイトルから溢れ出るただ者ではない「これなに?」感。しかしながら、タイトルのおふざけ感とは逆に、本書の内容は至って科学的に真面目である。 全米各地で散見された「エイリアンに誘拐された」と主張する事例を基に、なぜ人は奇妙な主張を信じるに至…

2019年1冊目 『創造の方法学』高根正昭

タイトルに記載の「方法学」の通り、本書は研究や調査を行う上での方法論を論じたものである。単にテーマに関する調査を行い知識を得るだけでなく、『何の為に』『どの様に』テーマを論じていくか、研究や調査に対する姿勢を学ぶ事ができる。 本書の刊行は19…

『グリーフケアー見送る人の悲しみを癒すー〜「ひだまりの会」の軌跡〜』

葬儀社である公益社とその関係者が遺族の心のケアについて述べた本である。章構成としては全体で3章あり、1章を坂口氏(関西学院大学人間福祉学部准教授)がグリーフケアの基礎知識について解説、2章は公益社のグリーフケア活動である「ひだまりの会」について…

『子は親を救うために「心の病」になる』高橋和巳

タイトルを見ただけではどの様な本か想像できなかったが、一読後、「なるほどな」という気分になる。 『親は子を救うために「心の病」になる』パターンが多いと思っていたが、そうではないようだ。『子が親を救うために「心の病」になる』のだ。 著者の論理…

『子どもの睡眠』神山潤

睡眠が子ども(特に乳幼児)もたらす影響について簡潔に書かれた本。100ページ足らずで図も多く、スキマ時間に読める様に構成されたいる。想定する読者としては、初めての子育てに悩むお母さん方であろう。文体もとても暖かく、素直に受け入れられる。あくまで…

『心からのごめんなさいへ』品川裕香

本書が刊行された後に発覚した事件を考えると、なんとも言えない哀しさが読後に残る。 「何が正しかったのか」や「どうすれば良いのか」なんてことは、やはり自分自身の頭で考えねばならない。 なんとも意味深な出だしで書き始めたが、本書は宇治少年院で少…

『戦略思考トレーニング』鈴木貴博

クイズ形式で楽しく読めたけれど、思考力のなさに震える。南無阿弥陀仏じゃこれは。タイトルに掲げられた戦略思考というには大げさかもしれないなとは思う。基本的には事例紹介と捉えて軽く読んでもいいのだろうけれど、このレベルの考え方を基礎の基礎とし…

『まんがでわかる7つの習慣』まんが:小山鹿梨子 監修:フランクリン・コヴィー・ジャパン

自分のバーを持つことを目的に働く女の子の成長を7つの習慣で表した漫画。読みやすく、また漫画と解説の流れで各習慣がまとめられており、わかりやすかった。原著も読まなあかんなぁ〜。クッソ分厚いけど買うか、、、内容としては、語り継がれる古典の漫画化…

『スイッチ・オンの生き方』村上和雄

1ページに1トピックなのでとても読みやすい。遺伝子の基本的な情報からその働きについて、そして素晴らしい人生の生き方についても記されている。基本的には、気になったところは線を引いているのだけれど、後半は引きっぱなし!笑心の持ち方というか、為に…

『お母さんはしつけをしないで』長谷川博一

子育てに悩むお母さんへ向けた本。本書を通底するのは、著者でありカウンセラーである長谷川氏の暖かい眼差しである。礼儀、勉強、その他様々な子どもへのいき過ぎたしつけは、母子間でのしこりを生み出してしまい、やがては非行の原因ともなり得るとのこと…